2015年 05月 08日
マイヤ・プリセツカヤ[戦う白鳥」 |
伝説のプリマの自伝です。
バレエの話に辿りつく以前に…あの悪政レーニン政権のロシアでの不可解で耐え難い残虐な日常生活の話がひどすぎです∑(゚Д゚)まさかこんな本だったとは。
プリセツカヤの父も銃殺、母も投獄されそれでも当時の地獄のような孤児院送りは免れて叔母に引きとられ…15-16歳の伸び盛りの歳にはロシアの配給の激並びにほとんどの時間を費やしていたとか!
もうこれ以上踊れなかったらだめになる、と逮捕覚悟でバレエのある単身モスクワへ。
が、
それでもロシアを離れなかった彼女にはKGBが張り付き、文化省はバレエに口出しし搾取し邪魔し続けるのです。まさに「戦う白鳥」そんな彼女だから踊れる白鳥なのでしょうか。
この話読んだ後、ちょうど訃報をきいてびっくりしました。
ご冥福をお祈り致します。
by MaisondeChapeau
| 2015-05-08 09:05
| book,art&cinema